
2013年3月11日更新 著者 出川 雄一(障がい者就労研究家) |

パーソナリティ障害とは何ですか??
みんなが障害の事をいっぱいいっぱい知っていれば、
様々な個性を理解する事ができるのではないだろうか(/'о')/
そこで、今回はパーソナリティ障害について勉強してみたよ(^∀^)
もともと、パーソナリティ障害とは人格障害と呼ばれていたものでした。人格とは、”心理面における個人の特性”(個性) を表す言葉です。
しかし、人格障害というネーミングですと、その人そのものの人格を否定してしまい、社会的イメージがよくありません。言葉を和らげよう。 という事で、2003年ごろから人格障害からパーソナリティ障害へと改められ、現在に至るというわけです。
では、パーソナリティ障害とはいったいなんだろう?
パーソナリティを辞書で調べてみると、
「個性」・「人柄」・「持ち味」・「性格」・「人格」 などと書かれていました。
パーソナリティ障害とは・・・
人間には様々な個性があります。 しかし、その個性が極端に偏ってしまうために、他の人とは違う行動をとってしまったり、他の人とは違う反応を示したりしてしまいます。
その結果、自分自身が苦しんでしまったり、また周りに迷惑をかけてしまう精神疾患をパーソナリティ障害とよばれています。
事例をあげると
〇自殺を思わせるそぶりを見せて、相手に迷惑をかける。
〇自分の利益や快楽の為に平気で嘘をつく
〇盗みを繰り返し、反省する事がこれっぽっちもない
〇「人とうまく付き合えない」と思っている為、新しい人関係が作れない
〇愛情を得るために、不快なことまでやってしまう
極端なケースに発展した時、パーソナリティ障害と診断されるようです。
このパーソナリティ障害!
アメリカの研究機関によると、実に15パーセント程の方が患っているとされており、決して人事ではない事がわかります。
パーソナリティ障害というネーミングに注目してみると、障害という単語が記載されているので、治らないのではないか? と思われるかもしれません。 → 疾患と障害の違いとは?
しかし、神経症における疾病に関しては ”障害” と命名されるケースが多く、パーソナリティ障害は精神疾患のグループに属するようです。
つまり、治療によって改善する事ができる疾患となっているのです。
また、近年の研究によると、パーソナリティ障害の多くは、年齢と共に症状が軽くなるとされており、長期間にわたって苦しめるものではないものだとされています。
ではでは、
具体的にどのような症状が現れるのでしょうか?
パーソナリティ障害は大まかに10ものカテゴリーに分かれており、それぞれ特徴が異なります。果たして、どのような症状が現れるのでしょうか?
次のレポートに続きます。 出川 雄一 (福祉ジャーナリスト / 障がい者就労研究家)
福祉情報111へ パーソナリティ障害!どのよな症状が現れるの?
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