
腹圧性尿失禁とは何ですか?
尿が漏れる症状にも様々なものがあります。
そのうち、「くしゃみをしたり」・「重いものを持ったり」・「スポーツをしたり」する事で、おなかに力が入り、尿がもれてしまう事を、「腹圧性尿失禁」といいます。(特に女性に見られる症状です)

子宮、膀胱(ぼうこう)、尿道などを支える骨盤底筋(骨盤の筋肉)のゆるみが、その要因の一つと考えられています。
この骨盤底筋が緩むのは、妊娠・出産・加齢・女性ホルモンの低下などによって引き起こされます。
治療方法は、「骨盤底筋を鍛える」(骨盤体操など)や、薬の服用、手術などがあります。薬を使う治療は、あくまでも補助的な役割だけなので、薬だけで完全に治すということではないようです。
腹圧性尿失禁に悩んでいる方がいましたら、とりあえず泌尿器科に行くようお伝えください。 (雑学研究家 安田泰淳)
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